生産性の皆無な日々

無職の落書き帳

人間

ものすごく頼りにしてる人が居ます

自立支援事業所のサービス管理者なんだけど

プライベートでも色々お世話になってて

年に2回くらい飲みに行ったりもするんだけど

福祉業界に対する愚痴の頻度が高くなってるなと思っていたらつい先日、自律神経失調症と診断されたみたい

 

A型事業所とかB型とか移行支援とか色々あるみたいなんだけどこれがまた凄いブラックらしくて旦那さんが体調崩して四つん這いになって電話によるSOSを求めてきたのにそれを会社に報告して緊急なので早退を求めたら大袈裟だと一蹴されてしまったらしい

 

会社に対して小さな不満は幾つもあったものの自分を慕ってくれるサービス利用者の事を考えたら自分が辞める訳にはいかないとその一心で、踏ん張っていたけどもう限界とのこと

 

自分が辞める事で利用者が路頭に迷うほどではない事を伝えようにもそのような責任を背負う役職についた経験がないので、伝え方が難しかった

 

本来、自立支援事業所に通う利用者に対して軽作業やチラシのポスティングの指導

その他、個人面談や利用者のメンタル具合を見ながら積極的に話を聞いたりするのが支援員の役割らしいんだけど、他2名の常駐支援員があまりにも頼りなく仕事も雑でそれを感じ取った利用者からはクレームが来たりとにっちもさっちもいかない状態

 

結果、頼れるのはあなただけなんですって事で

一人で全利用者のメンタルケアをやっている

そしてこれはその事業所によってルールは異なるのだろうが、利用者と個人的にLINEで繋がったり連絡先を聞いてサービス管理者という枠組みの範囲外(プライベート)の時間を使ってまで利用者のケアを怠らないという徹底ぶり

 

そういった環境を自分の立場に置き換え考えてみる

 

さっきも言ったようにそういう責任感を伴う役職についた事はないからさ

比較としては甘すぎるとは思うんだけど

我が身一つで複数の相手のメンタルケアを行うというのがどれだけ大変かっていうのが

わかる一面は持っている。あくまで疑似体験に過ぎないものの個人的な意見を言えば

 

己のキャパシティに相当な余裕がないと無理

または、変な言い方すると耐性がないときつい。所謂メンヘラ属性に対する耐性の事

だけどもメンヘラの扱いに"慣れる"境地ってのは想像するに難しく強靭なメンタルを持ってしてでも付き合いを継続していくのは大変で

それが複数人ってなると現実的ではない

気づいたら空中分解していたって事もある

何故なら俺はただの素人で精神科医ではない

 

ネガティブな感情っていうのは時として人に伝染するからこっちまで病む事もザラにある

 

俺はまだ一対一の関係だけど

支援員だと背後に保護者がいる訳だよ

大切な子供を責任もって預かってるんだから

そりゃもう別物で安易に個人的な話と比較するべきですらない。

 

なんだけども、必ずしも同じ土俵に立たないとその人の事を理解、共感できないという訳でもないって事が言いたい。誰でも誰かの相談事に乗った経験はあるはずだしね。

 

そして自分は嫌々福祉の仕事に就いてる訳じゃなく、信念と誇りを持って仕事をしてるという自負がある

 

まずはそこに敬意をはらうべき

いざキャパに限界が来て、心身共にボロボロになってしまったのなら俺からはもうお疲れ様でしたって一言しか思い浮かばんわ

 

人の話を聞くのって大変よな

仕事とかプライベート関係なく。

気軽に話聞こうかと聞いてみたものの

なんて言ったら良いのか、言葉を失う場面もある

 

なまじ自分の発言が相手に良い意味で刺さったらその後の付き合い方に変化はあるし

難しく考えすぎっちゃそうなのかもだけど

発言の一つ一つにやっぱ責任は必要だよ

 

関係が拗れたとき頼りにしてたのにとか

なんで急に話を聞いてくれなくなったのかとか

自分の気持ちを優先させるなら

あなたの話にわたし自身がやられてしまったのでこれ以上は無理ですと突き放す結果になる事を考えると、今はもう人様の相談事なんて乗る気になれない

 

それが考えすぎなんだよとか

極端じゃない?って言われればそう

 

どの事案であれば自分の手に負えるか

こいつの話は重そうだから敬遠しよう

そんなふうに選別みたいに考えだしてしまってる自分に嫌悪するわ

 

そもそも自分の精神が安定してないのに

相手の病みを移されるってのは

まず自己管理を先に何とかしろって話で

そんな状態でそういう話に乗るべきじゃない

 

単純に傷を舐め合うような馴れ合いレベルまでならいいよ。お互い好き放題愚痴り合ったりみたいな軽い関係でいい

 

引きこもり経験や、対人関係がなくなると

当たり前のように友達と雑談したり笑い合ったりっていう至極基本のやり取りの方法がわからなくなってくるんだよ

 

んで、基本病んでる訳だから思考はネガティブ寄りじゃん。そんな似た者同士で繰り広げられる会話の内容なんて血みどろの世界観なんだよ

 

明るい話題がないから

沼に沈んでいく感覚がずっと続くわけ

それでも底なし沼ってわけじゃなくて

いつか底に辿り着く時には防衛本能から

この人との関係はここまでにしようと

ちゃんとセーブがかかるようになる

 

そのセーブさえ麻痺すると

一緒に心中したり最悪な方向に向かう訳だよね

 

恐いな恐いなぁって

他人事のように思ってても

まず自分のメンヘラ指数を把握しとかないと

全然他人事じゃねえんだよな

 

脳みそ空っぽにして触れ合える関係性の人間って前は気持ち悪く思ってたけど、そういう側の奴が一人身近に居た時の安心感ったらないよ

 

そんな陽キャっぽい奴が

たまにタイムラインで溢す愚痴見てると

陽キャっぽい友達から

そんな事一々気にすんなよってコメントついててその翌日に似たような愚痴吐いてて

そこには誰も反応してなくて

久しぶり、何かあったのってコメントすると

まず先に半年ぶりくらいか?元気か?って

 

俺と関わってきたやつは大体そう

開口一番大丈夫か?っていう心配の声がけ

 

なんかそれだけで肩貸してやろうって思える

 

メンヘラまっしぐらで

病んだもの同士でしか得られないものがあるのもわかってるしそういう過去の自分を否定はしないけど、さっさと気付けよって忠告してやりたい