生産性の皆無な日々

無職の落書き帳

サッカーしたい!

部屋片付けてたら懐かしいもの色々出てきた

いわゆるスポーツ少年で頭動かすより身体動かす方が得意な幼少時代

 

まぁガキの頃なんてみんなそうだったかもしれないけど特に熱中したのはサッカーで小3から高3の中退前まで続けてたんだけど中学の中体連の前に左足疲労骨折して初めて人生で"挫折"を知った

 

完治まで半年くらいかかってその間部活メイトにどんどん差をつけられてやる気を失くして

同時に向上心も失くした

感情豊かな性格じゃなかったから客観的に見たら努力してるようには見えなかったかもだけど

ポジション死守したりスタメン死守したりで内心かなり必死こいてた

 

松葉杖ついてベンチから試合眺めてたら

やるせなさばっか積もって監督やコーチからも

怪我治す気はあるのかとか声出しくらいはしろとか散々言われまくったな

スポーツ少年だからといってどいつもこいつも熱血ばっかじゃねーんだよ

確かにチーム競技だから協調性は大事よ?

でも所詮中坊なんてベンチからのガヤなんて聞いてて鬱陶しいだけで、じゃあお前がやってみろよって色んな意味でガキだったな

チームにもよるけどうちのチームはベンチからのガヤに結構イライラしててギスギスしてた

今思えばなんか異質だった気がする

少なくとも他校はベンチも含めてチームみたいな一体感があったけどこっちはそんな空気じゃなかった

だからいざ自分がベンチ側になった時

ラインの向こう側とこっち側の温度差にびっくりしてた

 

高校は市内で一番の偏差値の低い学校で

俺も学力はとびぬけて馬鹿だったから何校か落ちて滑り止めで入学

同じ学年に不良っぽいのは居なかったけど

2年と3年が暴虐の限りを尽くすような絵に描いた不良ばっかだった

喧嘩の経験なんてあるはずもなく護身術もなんもないから四六時中生唾飲むような緊迫感で

高校生活終了だって思った

 

サッカー部の顧問に誘われて見学に行くも

ジャージに着替えないで制服のままウェーイと叫んでボールを追っかけ回す先輩方

1番びっくりしたのは経験者が2人くらいしか居なくてその他全員素人だったこと

練習も雑で緊張感はないしひたすらぺちゃくちゃ喋ってるし下ネタも酷いし

こんなん絶対どことも試合組ませてもらえないじゃんって思ってたら案の定偏差値の低い高校とばっか練習試合

しかもうちのチームに限らずみーんな不良

こんなん公式戦出るとか無理じゃんって思ってたけどそこまでは酷くなかった

 

今までやった事のないゴールキーパーをやった

ノウハウが全くわからない

キーパーなのに手より先に足が出る

前半五分でもうバテバテ

 

いよいよ点を決められた時

不良先輩が尻を叩いて気にすんなと言った

あれめっちゃ嬉しかったなー

 

高3になって部から不良が一掃されても

弱小校は弱小校のまま

試合に勝てなくても頑張ったから良いなんてのは小学生くらいまでで内容がどんなに良かろうが負ければ気分は悪い

大人になるにつれてそういう気持ちが当たり前になるもんなのに不思議と負けてもみんなヘラヘラしてた

俺もヘラヘラ笑った

勝ち負けよりも楽しさが上回るなんてさ

複雑だったけど初心に戻ったみたいでやってて良かったって思った

 

社会人になって仕事終わりに

フットサルざんまい

社会人チームに入ってそれなりに試合して

先輩の車の中でぐーすか寝るのが至福のひとときだった

 

そして現在

もうボールを蹴る感触も思い出せない

ヤニカスだから多分走るだけで肺が死ぬ

でも猛烈にサッカーがやりたい

 

やりたい事なんて一生見つからんと諦めてた

きっかけってどこに転がってるかほんとわかったんもんじゃないね

 

お前がスポーツを始めてくれて良かった

出来るやつだと思ってたよ

努力したもんな。それが認められて大会で賞と盾も貰って報われる気持ちを知れた

MVPよりランクは低いけどあの頃の記憶を思い出させてくれてありがとう

 

当時の"俺"!!

 

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